あれほどの晴れ間を覗かせていた空はにわかに立ち曇り、暗幕を垂らして海を濁らせる。ぞうぞうとする風に、船は木の葉の如く、いやそれよりも軽い物の様に波に漂った。腹の中もまたかき乱され、吐く物などないはずなのにげいげいと胸が焼けた。
一度、ごう、と金色の光が見えた。ああ、いよいよ嵐が来るのだ、と構えたその時、波の間に影を見つけた。何者か瞬時に分かったのは長年の付き合いの悲しさからか、来たぞと各々に連絡するうちに、そいつは目の前に現れた。
「よう、久しいな。体調が悪そうだから、救護室にすっこんでいたらどうだ?」
「ぬかせ海賊が! 今日こそとっつかまえてやる!!」
海の日に描いたものの一枚。タイトルは新桃太郎伝説の海戦闘用BGM「嵐の海戦」から。ちなみにこの曲、ものすごくかっこいいです。イントロの部分の太鼓とトランペット(多分)が船を想像させつつ、一気に荒れ狂う海に繋がっている戦闘曲です(音楽関係ってちっともわからんので、どの楽器がどうなって、と言うのが言えず全く伝わっていないと思います、申し訳ありません)
新桃、いい作品なのに大元のロムが紛失したとか云々あってリメイクはおろか、VC配信もされてないんですよね。マジでスーファミでやる手段がないのが惜しすぎるゲームです。
ゲームだとダイブさんのミサイルは胸から出ていますが、この絵はメガミであった前腕部から出す奴になっています。パイレーツさんと対比させたいってのと、この絵の構図だと、胸から発射を私がかっこよく描けないからです。5年くらいいるのに、技量が上がっていないってどういうことなのヤス……。
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